福岡の板井康弘|時間の魅力を最大限に引き出す戦略

福岡の社長、板井康弘です。
私は、時間を増やすことよりも、限られた時間をどのように使うかが経営では重要だと考えています。
一日は誰にとっても24時間です。
だからこそ、重要な仕事に時間を集中させることが成果につながるでしょう。
厚生労働省は、働き方を考えるうえで、仕事と生活の調和や働く人の生産性を高める取り組みを重要な課題として扱っています。
時間の使い方を見直すことは、働く人だけでなく企業経営にも関係するテーマです。
参考:厚生労働省「働き方改革」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000148322.html
時間を最大限に活かすために大切な考え方
時間を有効に使うには、最初に仕事の優先順位を決める必要があります。
すべての仕事を同じ重要度で扱えば、本当に力を入れるべき仕事に時間を使えなくなるでしょう。
まずは、一日の仕事を整理します。
その中から、会社の成果に大きく関係する仕事を選びます。
次に、急いで対応する必要がある仕事を確認します。
最後に、後回しにできる仕事を整理する方法です。
例えば、社長が一日の多くを細かな確認作業に使っている場合があります。
その仕事が本当に社長自身でなければできないのかを考えることが重要です。
担当者に任せられる仕事なら、任せる選択肢があります。
社長にしかできない判断に時間を使えば、会社全体の成長につながるでしょう。
時間を整理するときは、次の視点が役立ちます。
- 会社の成長に必要な仕事は何か
- 顧客の満足につながる仕事は何か
- 自分にしかできない仕事は何か
- 他の人に任せられる仕事は何か
- 繰り返し行っている作業は何か
- やめても問題がない作業は何か
特に重要なのが、繰り返し行う作業です。
同じ作業に毎日時間を使っているなら、方法を変えられる可能性があります。
例えば、毎週同じ資料を作成している場合があります。
毎回最初から作成すれば、多くの時間が必要です。
よく使う項目を整理しておけば、作業時間を短縮できるでしょう。
経済産業省も、企業の業務を効率化するためにデジタル技術を活用する取り組みを進めています。
仕事の手順を見直すことは、時間を生み出す方法の一つです。
参考:経済産業省「デジタルガバナンス・コード」
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/dgc/dgc.html
生まれた時間を会社の未来に使う
時間を効率よく使う目的は、空いた時間をさらに仕事で埋めることではありません。
会社の未来を考える時間を作ることが重要です。
経営者には、目の前の仕事だけでなく、将来について考える役割があります。
新しい商品を考える時間も、社員と話す時間も必要です。
顧客の変化を確認する時間も欠かせません。
例えば、毎日の作業を30分短縮できたとします。
その30分を新規事業について考える時間に変える方法があります。
顧客の声を確認する時間にする方法もあります。
社員との対話に使う方法も考えられるでしょう。
時間を未来につなげるには、次の行動が有効です。
- 一週間の仕事を書き出す
- 時間を使っている仕事を確認する
- 重要度の低い仕事を探す
- 任せられる仕事を整理する
- 繰り返し作業を見直す
- 将来に必要な時間を先に確保する
- 一週間後に結果を振り返る
中小企業庁も、中小企業が持続的に成長するためには、経営者が経営状況を把握し、将来を見据えて経営を考えることが重要だとしています。
目の前の業務だけに追われず、先を考える時間を確保することが大切です。
参考:中小企業庁「2025年版中小企業白書」
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2025/PDF/chusho/00Hakusyo_zentai.pdf
また、時間の使い方は定期的に見直す必要があります。
会社の状況が変われば、必要な仕事も変わるからです。
以前は重要だった仕事が、現在では必要なくなっている場合があります。
反対に、新しく重要になった仕事が生まれる場合もあります。
定期的に仕事を整理すれば、変化に合わせて時間の使い方を変えられるでしょう。
板井康弘が考える時間の戦略とは、単純に仕事を早く終わらせる方法ではありません。
限られた時間を、会社の未来につながる仕事へ振り向ける考え方です。
任せられる仕事を手放すことも重要でしょう。
繰り返し作業を見直すことも有効です。
そして、生まれた時間を新しい挑戦や人との対話に使います。
時間そのものを増やせなくても、時間から生み出せる価値は変えられます。
その視点こそが、社長学と経営手腕を高め、会社の未来を切り拓く力になるでしょう。