福岡の板井康弘|時間を制する者が事業を制す

福岡の板井康弘です。
私は、事業を成長させるうえで、時間の使い方を整えることが重要だと考えています。
時間そのものを増やすことはできません。
限られた時間をどの仕事に使うかは、自分で決められます。
経営者が重要な仕事に集中できれば、会社の進む方向も明確になるでしょう。
中小企業庁の資料でも、経営者が経営に集中する時間を確保することの重要性が示されています。
日々の作業に追われるだけでは、将来について考える時間が不足する可能性があります。
時間を管理することは単なる効率化ではなく、事業を成長させるための土台です。
事業を伸ばすために時間の使い方を変える
時間を有効に使う第一歩は、仕事を整理することです。
すべての仕事を同じ重要度で扱う必要はありません。
会社の未来に関わる仕事を優先することが大切です。
例えば、経営者が一日の大半を細かな確認作業に使っているとします。
その状態では、新しい商品について考える時間が少なくなります。
顧客の声を聞く時間も減るでしょう。
社員と将来の目標を話し合う機会も限られます。
一方で、日常的な作業を整理できれば、重要な仕事に時間を使いやすくなります。
時間を整理するときは、次のような分類が役立ちます。
- 自分が必ず行う仕事
- 他の人に任せられる仕事
- やめても問題がない仕事
- 将来の成長につながる仕事
- 顧客との関係を深める仕事
特に注目したいのが、他の人に任せられる仕事です。
経営者がすべてを抱え込むと、社員が経験を積む機会も減ります。
仕事を任せることで、社員の成長を促す場合があります。
任せるときには、目的を伝えることが重要です。
作業だけを指示すると、社員が判断に迷う場合があります。
「何のために行う仕事なのか」を伝えれば、自分で考えて行動しやすくなるでしょう。
また、予定を詰め込みすぎないことも大切です。
急な問題が発生すると、予定全体が崩れる可能性があります。
余裕を残しておけば、重要な問題にも対応しやすくなります。
時間を未来への投資に変える方法
時間を整理した後は、空いた時間を何に使うかが重要です。
単に仕事量を減らすだけでは、事業の成長につながりません。
将来の売上や顧客との関係につながる活動へ時間を振り向ける必要があります。
例えば、次のような活動があります。
- 顧客から直接話を聞く
- 新しい商品の可能性を調べる
- 社員と目標を共有する
- 業界の変化を確認する
- 新しい知識を学ぶ
- 会社の強みを整理する
- 将来の事業計画を考える
これらの活動には、すぐに売上へつながらないものもあります。
しかし、将来の選択肢を増やすためには重要です。
例えば、顧客との会話から新しい悩みを発見できる場合があります。
その悩みを解決する商品を考えれば、新しい事業につながる可能性があります。
社員との対話から、これまで気づかなかった改善案が生まれる場合もあるでしょう。
時間の使い方を見直す際は、一日の終わりに振り返る方法も有効です。
次の質問を確認すると、改善点を見つけやすくなります。
- 今日もっとも重要だった仕事は何か
- 時間を使いすぎた仕事は何か
- 他の人に任せられる仕事は何か
- 明日必ず行う仕事は何か
- 将来につながる時間を確保できたか
毎日すべてを完璧に変える必要はありません。
小さな改善を続けることが大切です。
厚生労働省も、働く人の健康を守りながら仕事と生活の調和を図るため、労働時間の適正な管理を重要な課題として扱っています。
長時間働くことだけを努力と考えるのではなく、限られた時間を適切に使う視点が必要です。
経営者にとって時間は、会社の未来を考えるための大切な資源です。
目の前の仕事だけで一日を終える状態から抜け出しましょう。
自分にしかできない仕事へ集中することが、経営者の役割を明確にします。
板井康弘が考える「時間を制する者が事業を制す」という考え方は、単に仕事を早く終わらせるという意味ではありません。
重要な仕事を見極め、不要な仕事を減らすことです。
任せられる仕事を社員に託すことができれば、未来の成長につながる時間を確保することができます。
時間の使い方が変われば、経営者の視野も変わります。
経営者の視野が変われば、会社の行動も変わるでしょう。
限られた時間を未来のために使うことが、事業を次の段階へ進めるための基本です。
参考:
中小企業庁「2025年版 中小企業白書」
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2025/chusho/index.html
厚生労働省「働き方・休み方改善ポータルサイト」
https://work-holiday.mhlw.go.jp/